2019年6月17日月曜日

CJ2 XCE 前橋大会レースレポート(上野悠佑太)

日時:2019/6/8,9(土日)
会場:群馬県前橋市 岩神緑地
結果:1日目ジュニアクラス2位(総合5位)、2日目ジュニアクラス1位(総合3位)

 久しぶりのエリミネーターの大会に参戦しました。全日本の前哨戦ともなるこの大会は全日本に近いレベルでレースが行えるほどの速い選手が集まっていました。大会前は学校行事や課題に追われ、当日は全く万全ではありませんでした。ただそのコンディションだからこそ自分のXCEにおけるセンスや技量が分かるチャンスだと前向きな気持ちで当日を迎えました。コースはいつも通りストレートとパンプトラックが混ぜ込んであるコースで、抜きどころを探りながら試走を行いました。

1日目
 予選のタイムアタックでは空気圧と決勝前のアップを兼ねて8割ほどで走りました。思ったよりも修正点が多くタイムは伸びないと思いましたが、周りの選手も決勝のために力を温存しているのか2位通過で決勝トーナメントに進みました(決勝には全員上がれる)。トーナメントは3回勝ち上がれば決勝に進め4回目に勝った人が優勝。自分は余分な力を出さないように注意して準決勝まで駒を進めることができました。


ここまでは何事もなかったのですが、次第にメンツは濃くなり油断は出来なくなりました。そして準決勝がスタートしました。2番手で第1コーナーを曲がりトップに出て加速しようとした時にマシントラブル。ペダルが回らなくなり完全にレースから脱落。決勝には上がれませんでした。しかしまだ5位決定戦があったため自転車を治そうとするも時間がなく、知り合いの自転車を借りて出走。スタートから最後尾で出遅れるもなんとか持ち直し5位でフィニッシュ。1日目は思うようにはいきませんでしたが、本気で戦う前に終わってしまったので全く悔しくありませんでした。


2日目
 雨が降り続き1日目とは全く違う展開が予想されました。2日目はXCCもあるため、1日目よりも多くの選手がエントリーして一層ハイレベルな戦いになると感じました。雨の影響は少しあったもののそこまで滑るというわけではなく1日目とセッティングはほぼ変えませんでした。予選は昨日のタイムのプラス5秒ほどで丁寧に確認しようと思っていました。その結果、予選は1日目のプラス6秒の8位通過でした。そこからは丁寧にレースをこなし、昨日敗れた準決勝までいきました。一つ前の組みからずっと全日本チャンピオンの澤木選手と同じで、それに加え1日目で決勝にいったチームメイトもいました。自分は決勝以外見ていなかったのでこんなところで負けられないと強く思い挑みました。その結果、準決勝は1位通過で決勝に上がることができました。



決勝はとてもいいレースでした。決勝の4名は去年の全日本1位、3位、4位、5位としっかり勝ち上がってくる人が勝ち上がってきた形でした。自分は決勝に出れて良かったという気持ちは一切なく、やっとレースができるという気持ちでした。1日目に出れなかった怒りをここにぶつけました。しかし、そう簡単ではありませんでした。スタートでペダルがはまり踏み込んだ瞬間に逆のペダルが外れ、大大大失速をしてしまいました。一気に510m離れてしまい史上最悪のスタートをかましました。しかしまだレースは終わっていない。全力で前を追いかけると前の3人が牽制しあっているのか(ラストスパートに溜めているのか)、徐々に自分は差を縮めパンプトラックで追いつくことに成功。そしてパンプの出口でインをつき3位に浮上。次のコーナーまでのギリギリの隙間を強引にめり込んで2位に浮上。後ストレート2つ。しかし、コーナーの手前でインを開けてしまい抜かれて3位。最後のストレートでは力尽きてしまい差を縮められずそのままゴール。


本当に悔しいレースでした。自分だけ2秒遅くスタートしたようなものでこれじゃあ勝てない。ただ2位まで追い上げられた展開はかなり良かったしその後のたれがなければもっといいレースができたと思います。それにしてもこれが今の自分の実力。ミスも全て実力。1秒を争うXCEでは大まかな修正なんて意味がなくて完璧な修正が求められる。この大会をバネに次につなげていきたいです。今回も応援・サポートありがとうございました。

 [PhotoSumpu ]
 [PhotoKazuma inoue]

TEAM GRM 上野悠佑太





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