2019年7月31日水曜日

全日本選手権/XCE レースレポート(上野悠佑太)


日時:2019/7/20(土)晴れ
場所:田沢湖スキー場
結果:XCE MEN 9
周回数:600m×2

 自分は高校三年生。進学のためにこの全日本を最後に、今年いっぱいは受験に専念する方向です。そのため特別な全日本選手権に更に特別さが増しました。そして今回はXCEのみの参戦としました。既に始まっていた受験勉強や期末テストの日程から考えて、練習量が他の選手とは格差があったのは言うまでもなく、自分の得意なXCEだけに集中しようという考えでした。

 そして会場入りしました。前日には雨が降っており所々に水たまりがあるような状態でした。今回のXCE600mのコースを予選は1周、決勝トーナメントは2周ずつ行われました。
しかし、コースは思っていたXCEのコースとはかけ離れていました。スタートの平等性のなさ、スタートの一人一人の幅が狭すぎる、草石などでの見えない危険、抜きどころのなさ(ラインどりのレパートリーが少なすぎる)、平坦が少なすぎる(登りが多い)、スピードに乗って侵入する場所がない。ざっと挙げてもこのくらいありましたが、コースは変わらぬまま大会は始まりました。
それでも自分自身のやることは変わらないと思い予選に挑みました。今回も予選落ちはないということで自分の試したいことをする時間として使いました。ギア比やコーナリング、足の状態を考えながら9割前後で走りました。予選は10位でした。いつも予選はこんなものなので特に気にしませんでしたが、最初のグループから澤木選手と佐藤選手と同じで驚きました。ただ、勝ちにこだわっていたため誰が相手でもあまり驚かない状態で、特に変わったことはせず無心の状態でいられました。



PhotoSumpu ]

そしてスタートしました。スタートはペダルキャッチにミスをし3位でした。そこから佐藤選手にぴったり追いつき抜かせる状態でしたが、中途半端に横に並んでしまいただ無駄足を使っただけで一周目を最後尾で終えました。2周目に入ると佐藤選手がアタックしちょうど前2人と自分の間に差ができ、目の前に抜かす選手がいない状態になってしまいました。そのまま澤木選手にも追いつくことが出来ず初戦敗退で終了しました。

PhotoSumpu ]

 自分の中で悔いは一切ありませんでした。そもそも自分の練習してきたことはこのコースでは論外でそこで一度切り替えられたことと、勝ち上がった2人が決勝まで行ってくれたので素晴らしい選手と戦えたことがその気持ちに繋がったと思います。そして他のレースはとても見応えがありました。観客として見るのと、同じ大会で決勝を夢見た1人の選手としてコーステープの外にいるのとでは訳が違います。選手のこれまでの努力が伝わってきました。自分も伝えました。この感情や経験を自転車外でも発揮できるような人になります。
 今回も応援・サポートありがとうございました。


PhotoSumpu ]

TEAM GRM 上野悠佑太





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